今だからこそ、より感動を味わえる。ソニー8Kテレビ体験
ご無沙汰しております。
サウンドサカタ新商品レビュー担当、マイク齋藤(こんな格好をしていますが社員ではなく、私は客でして、来る最中雨が降ったので、急遽お店のウインドブレーカーをお借りしました。助かりました。。。)でございます。
先週末「ついに8K液晶テレビが入荷したから、是非見に来てください!」と店長からお誘いを受け、確認に行ってまいりました。
私が東京に上京して12年になりますが、12年前の当時銀座のソニービルで8Kの参考展示を見たとき、あまりに美しくて映っているものが立体的に見え、「現実にそこいある」様な感覚になったのを覚えています。
そんな8Kが、一般的に買えるものになったというのだから、楽しみでないわけがありません。
既にブログやソニーの商品サイト等のご説明があるので、詳しい商品の概要や説明はプロに任せ、
使い手の私(映像制作の仕事をすることもあったり、趣味で動画編集などをする程度)が、
みたときの印象でご説明をしてみたいと思います。
立体的にものが見える!今そこにある感覚
当然ですがこのTVは3Dテレビではありません。
しかしながら12年前にみた時と全く同じ印象を受けました。
話を伺ってみると、8K映像の画素数は約3,300万画素。
私が持っているα6000が2,430万画素。a7Ⅲも同等でこの解像度を超えるのは、a7Rシリーズ以上となります。
つまり、日常的に私たちが手にとっている一眼レフの写真より高精細、ということになります。
それが映像として動き出すのだから、「すごい!」という他ありません。
暗い部分と明るい部分のコントラストもすごく美しいのも相まって、ものが立体的に見えるのです。
今回参考映像として、ソニーが用意したサンプル映像を見せていただきましたが、
山の前に写っている木や、置かれているの奥行きがはっきりわかります。
中でもアーティストのライブ映像をみてみると、衣装のジャケットやTシャツに描かれている英語の文章や模様、
演奏しながら飛ぶ汗までハッキリと見えます。
サイズ自体も85インチと大きいので、生のライブの空気感、というと言い過ぎかとは思いますが、
実際ライブ会場で最前席でみているときの様な、迫力ある映像を観ることができました。
自分がお気に入りのアーティストのライブ映像とかをこれで観ると、卒倒してしまうんじゃないか、と思います。
サウンドバーがないのに立体的!
中でもライブ映像にひきこまれた理由として、その音の良さ。
有機ELテレビを店舗でみせていただいたとき、「映像の音が出ているところから音がする」感覚にひたすら驚いたのですが、
今度はそこに音の迫力がついてきました。
サビに向けてオーケストラの音が鳴った瞬間、その音域の広さと迫力に圧倒。
ボーカルの音も一つ一つの楽器の音も潰れず、粒だちのいい音が綺麗になります。
我が家でも液晶テレビにはサカタさんで買ったサウンドバーとウーハーを繋いでいるのですが、
私がいうのもなんですが、全く不要です。陳腐な表現ですが、音楽鑑賞も映像も、これ一台で住んでしまう。
これ以上の物を自宅で組む、となると本格的な機材を入れたものになるでしょうし、
振動や音漏れなど、ご近所のことを考えると、これ以上のものはいれても意味ないんじゃないか、と思います。
映像ソースのNHK 8Kも自宅で楽しめる
これだけ素晴らしいものがあって、あとは何を観るか。
なんと自宅にパラボラアンテナ工事をすると、NHKの8Kが楽しめるんだそうです。
この地球の映像、TVをうつした写真で見てみても、雲が宇宙に浮かんでいるのがわかると思います。
これが大画面でうつるのだから、その美しさいかばかりか。
ここをクリックすると、NHKの8K放送の番組を確認できます。
風景や宇宙の映像、美術作品など、美しい映像はたくさんありますが、私のオススメはなんと言っても音楽番組。
ジャズやクラシックなど、音楽鑑賞のかしこまったものも良いですが、ポピュラーミュージックを聴いても、
聞き惚れてしまいます。
高級オーディオにお金をかけるよりも、音楽鑑賞の価値高いんじゃないか、とまで思います。
4Kのときはそこまで感じなかったのですが、宇宙ステーションのガラスの埃がみえたり、アーティストの服のシワがみえたり、
という生々しさまで伝わる感覚ははじめてで、そういった生々しさが没入感を強く高めてくれます。
NHK自体の番組のクオリティ自体が世界トップレベルなので、それを最高の視聴環境で楽しめる、
というだけで、8Kテレビが本当に欲しくなりました。こんな感覚ははじめてです。
こんな今だからこそ、自宅で自分の心をコントロールできる環境をつくりたい
是非お店で確認して欲しい、と私も言いたいところではありますが、昨今の情勢で、なかなかそれもオススメしづらいのも否めません。
ただ、今外出を自粛しなければならない、ストレスがたまる環境下で、自分の自宅で、ストレスや気持ちをコントロールする必要があります。
私も自宅勤務となり、同僚と話ができないもどかしさや、仕事の後の居酒屋での飲み会、写真を撮りに行ったりツーリングをすることも、
カメラクラブの大切な仲間と茶飲み話をすることも叶いません。
仕事とプライベートの空間が同じになる、というのもストレスです。
今の自分のストレス解消手段は、自宅でのんびり綺麗な映像を見たり、好きな音楽を聴いたり、昔の写真をみたり、スーパーで買ってきた食材で、
ちょっと工夫して美味しい料理を作って食べたり、という何気ないことで、その一つ一つに、便利な電化製品が助けてくれています。
サカタさんで購入した美味しいコーヒーメーカーで、おいしいコーヒーを飲んだり、IHで料理をしたり、サウンドバーやウォークマンでいい音楽を聴いたり。
このテレビほど高価なものではありませんが、一つ一つ少しいい物を選んで、毎日の生活を豊かにしてくれている、大切なパートナーです。
そういったことに、自宅に籠もる機会になって、改めて実感した次第です。
このテレビを、といいたいところですが、なかなか高価なものでもあり、誰もが購入することができないものであるのも事実です(残念ながら私にも手が届く値段ではありません笑)。
ただこう言ったよいもので、綺麗な映像を楽しんで心を休めることは、とても大切なことである、と思いますし、
もしこれを読んでいる方に購入するゆとりがあるのであれば、今まで努力してきた分自宅で前向きに過ごすためにも、思い切って家に置いてみる、
そういう環境に身を置けることはとても素敵なことだと思います。
これをみて綺麗な映像を見て、自然や音楽の素晴らしさに気付けたら、やがて外に自由に出た時に、現実の世界がもっと素晴らしいものに見えるのではないか、
8K体験を振り返って、私はそう思います。